2016 森に熔ける光
青銅、真鍮/真土埋没型鋳造
W2400 H1500 D950 mm
・第九回佐野ルネッサンス鋳金展 とちぎテレビ社長賞 受賞
・第三回世界工芸トリエンナーレ 入選


失われた存在・物事の総体としての「森」を「鋳金」で表した。
蝋(原型)の表情・型に金属を流す行為を、痕跡として残す事で、
感覚や概念としての「森」は物質的存在としての「森」へ変換される。
それは、人の奥底に眠る「確かに存在している」という感覚が取り戻される事であると考える。
そのきっかけとなる作品として制作した。
(この文章は、修了制作図録用の文章を一部改変したもの)
「それぞれが単体で成立すること」を条件に制作した、計52パーツを組み合わせました。
今日に息づく鋳金技法の根源とも言える「真土型」の技術を
現代の表現として私なりに解釈し、「真土埋没型鋳造」という独自の技術として提示しました。

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